『病弱だった前世の未練をダンジョンで晴らす~レベルリセットの「倦怠感」に耐え、全初級職を制覇した俺。単独ダンジョンの隠し報酬とルート統合で、世界唯一の最上級職【魔王】へ~』
【前世は病床の少年。今世は大崎の「リセット馬鹿(最強)」――。】
現代日本、品川区大崎。突如出現した全100層からなる【統合ダンジョン】は、世界を弱肉強食の冒険者社会へと変えた。
前世を病弱ゆえにベッドの上で終えた結城カイトは、健康な体とゲーム知識を武器に、ある「確信」を持って冒険者となる。
「今世こそは、全力で冒険して、友達をたくさん作るんだ!」
誰もがレベルリセットによる能力低下を恐れ、最短で上位職を目指す中、カイトだけはあえて「レベル1」に戻るリセットを繰り返す。
10層、20層の合同攻略演習。
直結ルートでエリートとなった同級生たちが喝采を浴びる傍ら、リセット直後の弱体化状態で不格好に戦うカイトは、学年中の笑いものだった。
「あいつは才能をドブに捨てた落ちこぼれだ」
「リセットなんて、無意味な寄り道をする馬鹿のやることだ」
だが、カイトは知っていた。
【騎士】と【大魔法使い】を極めれば、伝説の【魔騎士】へ。
さらにその果てには、人類未踏の最上級職【魔王】が隠されていることを――。
運命の30層合同攻略。
確率1/1000の絶望――変異ボス【深淵の処刑人】が姿を現した時、中学生たちは阿鼻叫喚の地獄に叩き落とされる。
逃げ惑う同級生たちの前で、カイトは静かに「職業変更」をした。
「――ここからは、俺のルートだ」
解禁される、見たこともない魔法剣。
世界が数年間停滞していた50層の壁を、一人の「リセット馬鹿」が粉砕する。
「友達になりたい」という少年の純粋な願いは、いつしか世界を震わせる「魔王の進撃」と誤解されていき――。
大崎発、勘違いと圧倒的火力が交差する、前代未聞の「多職レベリング」無双が幕を開ける!
二章完結までストック済み。
毎日朝と夜の2話投稿します!
65,055字 (2502.1字/話) 31%