異世界[恋愛]

「羽音のうるさい女は要らない」と婚約破棄されたので、巣箱四十八箱は仰せのとおり一箱残らず連れて出ます

「羽音のうるさい女は要らない。蜂の箱は一箱残らず持って出ろ」林檎の丘で三年、十二箱の巣箱を四十八箱に殖やしたメリッサは頷いた。「かしこまりました。一箱残らず、たしかに」花の頃に蜂がいなければ実は十に一つ――そう申し上げても、彼は笑った。十二日後、千二百本は満開。丘は、望みどおり静かだった。秋、王都へ納める約束は二千籠、前金は金貨五百枚。籠を数える検品の日、彼女は告げる。「今年のお庭は、さぞお静かでしたでしょう」

女主人公 / 読切 / 異世界恋愛 / 婚約破棄 / ざまぁ / 養蜂 / 蜜蜂 / 果樹園 / 林檎 / 職人令嬢 / ハッピーエンド / 溺愛未満
短編 2026/10/12 10:29更新
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最終取得日時:2026/10/13 12:05
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