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「リジルよ。お前にはこの屋敷を出ていってもらう。一族の面汚しめ」

最高位の紋章とされている【勇者紋】を手に入れるべく日々鍛錬を積んできた主人公リジル。
そんな彼が紋章の選定式で発現させたのは、世界で最弱とされる【欠落紋】だった。

結果、リジルは名家の恥として王都から追放されてしまう。

しかしリジルが実際に紋章の力を使うと、魔物を一撃で倒したり相手のスキルを破壊したりと、異常なまでの強さを発揮していく。

――リジルの持つ欠落紋は【ありとあらゆる攻撃をクリティカルヒットさせる】という、最強の剣士に現れる紋章だったのだ。

昔より慕ってくれていた侍女のルアや、獣人の少女ナルなど、仲間との絆を深めながら、冒険者として各地の問題を解決していくリジル。

紋章の力を使って人の助けになりたいと考えるリジルは、様々なモンスターと戦いながらスキルを習得していき、助けた村々から英雄として称賛されるようになる。

一方、リジルの活躍を聞いた王都では、彼を追放した勇者一族に対して疑問の目が向けられ始める。

焦りを感じた勇者一族はリジルを貶めようと画策することになるが、それは破滅への入口だった……。

これは、【会心の一撃】を使いこなすお人好しの主人公が、様々な人々の問題を解決しながら栄光を手にしていく物語である。

※この作品はカクヨム様にも投稿しています

※旧タイトル
【なんでも会心の一撃スキル】を手に入れた僕は、一撃で魔物を倒します。「勇者の紋章を持たない面汚しめ！」と罵られ勇者一族から追放されましたが、実は世界最強の紋章でした。～欠落紋の最強クリティカル使い～