ヒューマンドラマ[文芸]

ただの幼馴染とのことでしたら、婚約者としての距離感を今一度ご説明いたします

夜会で、婚約者オーギュストの腕に馴れ馴れしく腕を絡める幼馴染ミレーヌ。「男友達みたいなものだから」「サバサバしているだけ」と悪びれず笑う彼女に、オーギュストも「昔からのことだから」と境界線を引こうとしない。

「では、疑問を一つ、確認させていただいてもよろしいでしょうか」

伯爵令嬢イゾルデは動じず、静かにそう切り出した。嫉妬ではなく、社交儀礼上の距離感の逸脱を一つずつ、淡々と指摘していく。

「殿下がこれまで境界線をお引きにならなかったのは、面倒事を避けたかったからでしょうか」

婚約者の優柔不断さが公の場で明らかになる中、イゾルデが選んだのは、感情的な断罪ではなく、自らの意思での決別だった。

ただの幼馴染とのことでしたら、婚約者としての距離感を今一度ご説明いたします。

西洋 / 中世 / 婚約解消 / ざまぁ / 令嬢 / 短編 / 一話完結 / 伯爵令嬢 / ハッピーエンド / 逆転
短編 2026/08/15 12:30更新
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最終取得日時:2026/08/16 12:05
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