異世界[恋愛]

男爵令嬢コンスタンツェは崖っぷち

「わたくしが婿を取れなければ、リルケの家は滅びてしまう……」
 男爵令嬢コンスタンツェ・リルケは窮地に立たされていた。彼女の父親の不祥事のせいでリルケの家は滅亡寸前、残されたのは彼女一人だけ。
 そしてそんなリルケの家に、わざわざ婿入りしてくる物好きなんていない。彼女は、ただ途方に暮れることしかできなかった。
「あんたが、婿を必要としてるっていうお嬢様か」
 その時、ユリウスと名乗る一人の青年が現れた。平民にしか見えない彼は、それでも確かに貴族の血を引いているのだとか。
 溺れる者はわらをもつかむ。彼女は彼に最後の望みを託して、彼を婿として迎えるという契約を結んだのだった。
 そうしてコンスタンツェとユリウスの、奇妙な生活が始まる。貴族として必要なあれこれを学ぶユリウスと、そんな彼を見守りつつも彼の自由奔放なふるまいに振り回されるコンスタンツェ。
 生まれも育ちもまるで違う二人は、毎日大騒ぎしながらも少しずつ絆を深めていく。しかし試練は、次から次へと二人の前に立ちはだかっていくのだった。

ほのぼの / 女主人公 / 西洋 / 日常 / ハッピーエンド / 身分差 / 貴族 / 恋愛 / ややコメディ寄り / 契約結婚
全36話完結 2024/04/22 12:18更新
120,227字 (3339.6字/話) 48%
日間P
-
総合P
606
ブクマ
147
平均評価
8.43
感想数
2
レビュー
0
評価頻度
25.17%
評価P
312
評価者数
37
週間読者
2,146
日間イン
1回
ベスト
256位
最終取得日時:2024/05/03 12:09
※googleにインデックスされているページのみが対象です