ヒューマンドラマ[文芸]

その場で今から再現してご覧に入れます

「婚約を解消する。リネットと共に歩む道を選んだ」

夜会の中央で、婚約者である第三王子レオンハルトから、突然の解消を告げられた侯爵令嬢フィオナ・ラングドン。おまけに「戴冠記念式典で演奏された『祝祷の調べ』は、実は代作だったと聞いている」という、根拠のない噂まで持ち出される。

「では、疑いを晴らすのは簡単なことでございます」

フィオナは動じず、静かにそう告げた。

「今から、この場で新しい曲を作ってご覧に入れます」

反論の代わりに選んだのは、証拠ではなく、即興での証明だった。客席から即興のお題を受け取り、その場でクラヴィコードに向かい、旋律を紡いでいく。

静まり返る会場。演奏が終わった瞬間、宮廷楽団長が進み出て、彼女の作曲の癖が本物であることを証言する。

顔色を失っていく王子。

その場で今から再現してご覧に入れます。

西洋 / 中世 / 婚約破棄 / ざまぁ / 即興 / 作曲 / 王子 / 逆転 / 短編 / 一話完結 / 侯爵令嬢 / 異世界恋愛 / ハッピーエンド / 宮廷楽団
短編 2026/08/14 13:10更新
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最終取得日時:2026/08/16 12:05
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