異世界[恋愛]

『幼馴染を優先して何が悪い』と婚約者が言うので、私も幼馴染を優先することにしました。――私の幼馴染、隣国の皇帝なんですけど

「幼馴染を優先して、何が悪い」

誕生日の夕食も、夜会のエスコートも、三年間ずっと幼馴染を優先してきた婚約者。
辺境伯令嬢シャルロットは、怒りもせずににっこり笑った。

「何も悪くありませんわ。では、私もそういたします」
「好きにすればいい」

その夜、十年間「元気です」とだけ返してきた幼馴染への手紙に、初めて本当のことを書いた。

十日後、帝国の早馬が三頭続けて駆けこんでくる。
馬車十台分の、十年分の誕生日の贈り物。
真っ青になる国王、ひっくり返る王宮、胃を押さえる帝国の宰相。

そして秋の舞踏会の夜、氷の皇帝が、彼女の前で片膝をついた。

「遅くなった、シャル」

女主人公 / 西洋 / ハッピーエンド / ラブコメ / 異世界 / 婚約破棄 / ざまぁ / 溺愛 / 幼馴染 / 皇帝 / 辺境伯令嬢 / 貴族 / 短編
短編 2026/10/11 15:56更新
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最終取得日時:2026/10/14 12:05
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