異世界[恋愛]
断罪の夜会で王太子が『この女を庇う者はいるか』と言ったので、王宮の使用人が全員、手を挙げました
「この女を庇う者は、いるか」
王太子の誕生日の夜会。身に覚えのない五つの罪で断罪された公爵令嬢エステルを、貴族たちは誰ひとり庇わなかった。
六年間、王妃教育のために王宮で暮らしてきた「氷の公爵令嬢」に、味方などいるはずがない。
そのとき、壁ぎわの給仕の少年が、銀の盆を持ったまま、手を挙げた。
料理長が、お針子が、庭師が、馬丁が。
扉が開くたびに、手が一本ずつ増えていく。
彼女が誰にも見せずに重ねてきた小さな親切が、一番大事な夜に、全部帰ってくる。
そして最後に手を挙げたのは、六年間、黙って彼女の隣に立っていた護衛騎士だった。
「余白は、毎日ございますな。六年分」
女主人公 / 西洋 / ハッピーエンド / 異世界 / 婚約破棄 / 断罪 / ざまぁ / 溺愛 / 公爵令嬢 / 使用人 / 騎士団長 / 寡黙なヒーロー / 王宮 / 短編
短編
2026/10/11 15:32更新
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最終取得日時:2026/10/14 12:05
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