異世界[恋愛]

愛して欲しいと伝えたことはありませんが

「氷の薔薇」と揶揄される公爵令嬢のエリアーナは、婚約者であるジークハルト王子から「感情のない人形」と見下され、彼の浮気相手リリアナを目の前で寵愛される日々を送っていた。

しかし、その完璧な淑女という仮面の下で、エリアーナは王子が国を蝕む証拠を密かに集め、復讐の機会を窺っていた。そんな彼女の本質を見抜いた隣国のカイ公爵と協力関係を結んだエリアーナは、王子の誕生日式典という華やかな舞台で、彼の横領や国家機密漏洩といった全ての罪を暴き、見事に断罪する。

「わたくし、殿下に一度でも『愛して欲しい』と伝えたことがありましたでしょうか?」

愛する価値もない相手に別れを告げた彼女は、全てを終えてカイ公爵と共に彼の国へ。偽りの仮面を脱ぎ捨て、初めて自らの言葉で「愛して欲しい」と願い、新しい人生を歩み出す物語。

女主人公 / 西洋 / ハッピーエンド / 令嬢 / 浮気 / 異世界 / ちょいざまぁ
短編 2025/08/12 22:06更新
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最終取得日時:2025/08/15 12:05
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