異世界[恋愛]

せめて生贄になれませんか

 18歳のシルフィアナは、伯爵令嬢だというのに極度のあがり症のせいで『行き遅れ』になったと密かに民から揶揄されていた。
 ある日、父親から言い渡されたのは、日照り続きの領地に雨をもたらすため、水の神の生贄になれという残酷な仕打ち。

 ――せめて生贄になれたら民の役に立てる。

 シルフィアナはそう考えて、水の神の元へ行くことを決意する。
 ところが水の神は、シルフィアナを丁重に扱い、手の甲に口づけを落とすのだった。

※第10回ネット小説大賞・一次選考通過しました。ありがとうございます※

R15 / 異類婚姻譚 / 女主人公 / 水の神 / 生贄 / ハッピーエンド / 助けた亀 / ネット小説大賞十感想
短編 2021/09/27 07:11更新
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最終取得日時:2024/03/28 01:17
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