現実世界恋愛 完結・全50話

常夜灯のおかえりご飯 ~ 「オッサンは要らない」とクビになった俺、ただの管理人のはずが。女性専用シェアハウスで“賄い係”をやるだけなのに、訳ありお姉さん達が毎晩「ただいま」と帰ってくる件

冬野 結 2026/07/13 公開 2026/09/18 17:30 更新

あらすじ

 「時代遅れのオッサンは、もう要らない」——長年勤めた倉庫を、たった一言で切られた柏木周(42)。再就職の当てもない、人生どん底のその日。周はようやく、恩人だった吉永登美お婆ちゃんの遺品箱を開けた。

 手紙には、こう書かれていた。『もう、完璧じゃなくていい。傷ついた女の子たちの夜を照らす、ただの“ご飯が上手なおじさん”になりなさい』。涙を拭って覚悟を決めた周は、登美が遺した大正モダンの古い洋館——女性専用シェアハウス『常夜灯』の、埃をかぶった固定電話の線を、自分の手でカチャリと挿し直す。

 集まってくるのは、それぞれの理由で疲れ切った女性ばかり。玄関で行き倒れるバリキャリ、給湯室で泣く新人、将来の見えない女子大生、締切に殺されかけの漫画家——。最初は警戒していた彼女たちも、初日のたった一皿で胃袋を撃ち抜かれ、大型犬・小麦のヘソ天に毒気を抜かれ、気づけば毎晩、リビングに“帰ってくる”ようになる。

 腹が減っていれば、飯を作る。壊れていれば、直す。眠れない夜は、ただ話を聞く。それだけ。なのにその夜食は、どうしてか涙が出るほど優しい。そして時々、“ただの管理人”では説明のつかない片鱗が、ゴミ出しと同じテンションでポロッと漏れる。「人違いですよ。僕はただの管理人です」——にこにこ笑うその人に、お姉さんたちは今夜も静かに、競うように沼っていく。

 ここは、頑張らなくていい味がする場所。「ただいま」と言える、女性たちの秘密のシェルター。今夜も、常夜灯に灯りがともる。

ポイント

総合ポイント 1,348
日間ポイント 0
日間ランクイン 1
最高順位 245
評価ポイント 77457.4% ブクマ×2 57442.6%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
287
感想
7
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平均評価
9.44
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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 287+0(7日間)
288 286 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 774+0(7日間)
775 774 773 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 287 ±0 774 ±0
10/30 287 -1 774 ±0
10/29 288 ±0 774 ±0
10/28 288 ±0 774 ±0
10/27 288 +2 774 ±0
10/26 286 -1 774 ±0
10/25 287 ±0 774 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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