ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 1
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 0
- 平均評価
- [未取得]
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
混沌のきのこ 2025/05/21 公開 2025/05/21 12:05 更新
都市アルミラは、魔法と機械が共存する街だ。
高い塔の煙突から蒸気が立ちのぼり、空には歯車を回す飛行船が浮かぶ。地上では、数式で制御された魔法が、人々の生活の一部として使われていた。
そんな街の片隅、霧がよく出る通りに「小公女(しょうこうじょ)」という名前の骨董店がある。
重たい扉を押して中に入ると、静かな空気と、少しだけ金属と香草の匂いがする。棚には古い懐中時計や、魔術で封じられた本、歯車で動く人形など、普通の店では見かけない物が並んでいる。
この店の店主は、レンという名の少女だ。
見た目は10歳ほどだが、実際には何百年も生きている不老の存在。人々が忘れてしまった“数式魔術”を使いこなす、ただひとりの魔術士でもある。
レンの隣には、壊れかけの執事が立っている。
名はレオナルド。彼は死んだあと、ゾンビとして蘇り、いまはこの店の手伝いをしている。礼儀正しいが、すぐに体のどこかが外れるポンコツでもある。
ある日、ひとりの来訪者が店の扉を叩いた。
「……この店に、“遺物”の修復ができる者がいると聞いて来たのですが」
現れたのは、黒いコートを着た若い女医だった。名は黒川詩織。
彼女は医学会の主要人物に逆らったせいで、中央から追放され、辺境をさまよっていた。
レンはその目をまっすぐに見て、微笑んだ。
「いらっしゃいませ、“小公女”へ。ここは過去と未来をつなぐ場所。あなたの運命も、もしかしたらどこかに置き忘れてきた“何か”と、関係があるのかもしれませんよ」
こうして、死と記憶、魔法と科学が交わる、静かで不穏な物語が動き出す――。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…