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名録史郎 2026/10/18 公開 2026/10/21 21:11 更新
「作家は体験したことしか書けない」
そんな言葉を真に受けてしまった、高校二年生の高瀬朔先輩。
小説家を目指す先輩は、いつだって創作のことばかり。異世界ファンタジーを書くためには、本当に異世界へ行くべきだとまで言い出す始末。
そんな頭のおかしい先輩に、密かに恋心を抱いているのが、幼馴染みで後輩の宮野ひよりだ。
ところがある日、トラックに轢かれそうになったひよりを助けて、先輩が瀕死の重傷を負ってしまう。
先輩を助けたい一心で、ひよりは突然ヒーラーの力に覚醒。その力が暴走し、二人は本当に異世界へ転移してしまった!
念願の異世界に大喜びする先輩。
しかし、ひよりにとっては、帰る方法もわからない異世界での遭難生活だった。
「まず必要なものは……」
「手帳と筆記用具だね」
「水に決まってますよ! あたしたち、異世界で遭難してるんですよ!」
魔物の姿や感触を事細かに調べたり、追放ざまぁを体験するために勇者パーティーへの加入を目指したり。
小説のためならどんな無茶でもする先輩に、ひよりは今日も振り回される。
でも、そんな先輩が大好きだから、放っておくことなんてできない。
これは、異世界を小説の取材先だと思っているバカな先輩と、そんな先輩には自分が必要だと信じている後輩の、ちょっとおかしな異世界遭難ラブコメディ。
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