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夏瀬音 流 2026/03/19 公開 2026/04/08 06:00 更新
「筑波ホビークラブ事件ファイル」シリーズ、第5弾。
新型コロナウイルス感染症で世の中が苦しんでいた二〇二一年夏の午後遅く、白鷺結子がつくば市で宿泊していたホテルの部屋でケーキを食べた後、酷い中毒になり生命の危機に瀕した。ホテルに駆け付けたつくば東警察署の刑事鹿子木康雄は早速捜査を開始したが、納得できる筋書きが現れて来ないので、いつものように筑波ホビークラブの神尾洋介を頼った。
この中毒事件は、男体山と女体山とから成る筑波山山麓にあるいくつかの『かがい』開催地とされている場所の調査に絡んで起こった。『かがい』とは、一般的には『歌垣』とよばれ、男女が一種の求愛の歌を披露し合って気に入った異性を見つけ出す風習のことである。
結子が食べたケーキを作ったのは自動車販売会社に勤務する桜井雄峰であったことから、初期段階での捜査では雄峰への疑いがかけられた。雄峰からの依頼も受けた洋介はいつものように事件に首を突っ込み、鹿子木と一緒に捜査を始めたが、事件は思いもかけない展開を見せる。
洋介の推理と鹿子木の執拗な捜査により事件解決へと繋がっていく。
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