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ながつき(桔梗屋長月) 2021/09/11 公開 2026/10/25 10:11 更新
【15万PV達成感謝です!】
およそ百年に一度生まれる、ゴブリンたちの特別な能力を持つ女王――「ゴブリリ」。
その一人として生まれた少女、リリ・レンティ。
本来なら部族の未来を託されるはずの存在であったが、過去の「ゴブリリ」たちが期待外れに終わったことから、リリもまた誰からも期待されず、幼い頃から幽閉の日々を送っていた。
そんな彼女の側には…本があった。
歴史と物語。戦いの記録。国の歴史。人々の営み。遠い国の文化、先人たちの足跡。
閉ざされた日々の中で読み続ける無数の本の知識が、少しずつ積み重なっていく。
そして十一歳。
ついにリリは、ゴブリリとしての特別な能力に目覚める。
ところが――それは、とても役立つとは思えない能力だった。
敵を倒せるわけでもない。圧倒的な魔力を操れるわけでもない。
部族を率いる女王の力とは思えない。
けれど、リリは考えた。
「この力で、何ができるだろう?」
本で得た知識と、自分自身の知恵を組み合わせれば、どんな力にも使い道はある。
そうしてリリは、知識と知恵、そして能力を生かして、自らの運命を少しずつ変え始める。
自分を認めない者たち。
立ちはだかる敵の数々。強大な敵対ゴブリン部族。大陸を支配する様々な勢力と強敵たち。
それでもリリは考え続ける。
知識を使う。知恵を絞る。
国を治め、時には敵の思惑さえ利用する。
誰もが「役に立たない」と思った能力は、使い方次第で未来を切り開く武器になる。
やがて、誰からも期待されなかった小さなゴブリン少女のもとに、人が集まり始める。
部族が変わる。領地が豊かになる。
次第に増えていく仲間たち。
そして、小さな勢力はいつしか一つの国へ――。
しかし、大陸にはさらに強大な敵が待っている。
人間たちの英雄。巨大な敵対国家。
そして、リリとはまったく異なる力と道を選んだ、“もう一人のゴブリリ”。
小さな部族の片隅から始まった少女の物語は、やがて大陸そのものの歴史を動かしていく……。
これは、誰からも期待されなかった文学少女が、本から得た知識と知恵、そして一見役に立たない力を武器に、自らの運命を切り開いていく物語。
ゴブリン文学少女、リリ・レンティ。
少女が目指すその先は――
大ハーン。そして、大陸制覇。
※同時掲載:小説家になろう様、カクヨム様
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