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兆 晶 2020/11/23 公開 2020/11/23 14:43 更新
〜2024年度ユートピア文学賞 佳作受賞作品〜
細川忠利(ほそかわただとし)は、加藤家改易後の肥後熊本の新たな国主として入国したが、沿道の民や地侍の胸の内にこもる反発心に気づき、前途に不安を感じた。悩む忠利は、母の形見のロザリオを手に取った。すると、心の内に、母、玉子(たまこ)の姿が浮かんだ。
母はガラシャという別名を持ち、関ヶ原の合戦の直前、石田光成(いしだみつなり)の兵に屋敷を囲まれ、自害したのだった。
そんな母の生前の最期の言葉を思い出した忠利は、民や地侍の心を掴むため、初登城の際、あることを断行した。
そのことに、父、忠興(ただおき)は激怒し、細川家は激しく揺れる。
果たして忠利の運命は……。
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