ヒューマンドラマ 短編

夫の幼なじみが雷を怖がると言って、彼は一晩中そばにいた。私が胃癌の末期で、一人で一晩中血を吐いていたのに

熾星 2026/09/06 公開 2026/09/06 16:00 更新

あらすじ

「蓮、あの人とは離婚するって約束したよね。いったいいつまで待たせるつもり?」

 白石清香から届いた離婚を催すメッセージを、今月に入って九十九回目に目にした時、とうとう我慢の限界が来た。神崎蓮のスマートフォンをつかみ、そのまま床へ叩きつける。画面には蜘蛛の巣のようなひびが広がった。

 浴室から出てきた蓮は、床に散らばった破片を一度見ただけだった。怒るでもなく、私を責めるでもなく、壊れた端末を拾い上げてSIMカードを抜き、予備のスマートフォンに差し替える。そして清香に短い返事を送った。

「もうすぐだ」

 それだけ済ませると、使い物にならなくなった端末をゴミ箱の横へ置いた。

 蓮は知らなかった。その頃の私は、すでに進行胃がんを患っていた。

 あの時はまだ、自分たちの結婚がどんな形で終わるのか知らなかった。

 すべてはそこで終わったと思っていたのに、死んだ私の前に現れたのは、「人生再起動システム」と名乗る奇妙な存在だった。

 そして、もう一度生きる機会を与えられた。

 今度こそ、私は神崎蓮を選ばなかった。

ポイント

総合ポイント 416
日間ポイント 12
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 39494.7% ブクマ×2 225.3%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
11
感想
1
レビュー
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評価者数
51
平均評価
7.73
週間読者
420

ブクマと評価ポイントの推移

10/24〜10/30(7日間)
ブクマ 11+2(7日間)
12 10 10/24 10/27 10/30
評価ポイント 394+52(7日間)
380 360 10/24 10/27 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 11 ±0 394 ±0
10/29 11 -1 394 +22
10/28 12 ±0 372 ±0
10/27 12 ±0 372 ±0
10/26 12 ±0 372 +10
10/25 12 +2 362 +4
10/24 10 +1 358 +16

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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