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鳴海Coda 2026/10/16 公開 2026/10/30 18:30 更新
人の傷を癒やす竜が、人間と共に暮らす街。
王都から赴任してきた若き竜医者レナートを待っていたのは、診療所の入口を塞ぐ食いしん坊の老竜と、どうしても診察を受けたがらない若い竜だった。
赴任初日から前途多難。
それでもなんとか診察を進めたレナートは、老竜アルトが床を3回叩く音を耳にする。
それは、何かの異変を知らせるための合図だった。
だが、診察をしても、アルトが何を知らせようとしたのかは分からない。
やがてレナートは、竜たちの身体に現れる不可解な変化に気づき始める。
竜の翼に残る白い傷跡。少女が描いた一枚の絵。パン屋に大切に保管された古い診察券。
一見つながりのない出来事を追ううちに、王都から監査官が訪れ、診療所の記録に残る小さな食い違いが明らかになっていく。
そして、調査の手がかりは17年前、街を襲った災害の日へ。
なぜ、同じように人を癒やしてきた竜たちに、異なる記録が残されているのか。
人間の治療を待つ患者たちがいる。その一方で、竜たちの身体にも異変が起きている。
若き竜医者は、目の前の患者と、古いカルテに残された謎に向き合うことになる。
これは、ちょっと不器用な竜医者と、愛嬌たっぷりの竜たち、そして街の人々が紡ぐ、温かな医療ファンタジーミステリー。
※本作は「小説家になろう」「カクヨム」の両サイトで同時連載中です。
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