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栗原ちひろ 2026/10/16 公開 2026/10/16 17:14 更新
婚約者である第三王子エドワードに「悪女だから」と国外追放を言い渡された、ロザリー・ベルモント。
容貌のせいで遊び人と決めつけられた彼女には、やりたいことがあった。
全てを捨てて、ピザを焼くのである!
ピザ。それは古い小冊子に描かれた、見たこともない食べ物。いつか自分の手で焼いてみたいと、王妃教育の合間にも窯の設計を考えていたのだ。
隣国の田舎町で、宿屋の女主人マルタや村人たちの助けを借り、ついに念願の窯が完成。しかし、肝心のピザは底が焦げたり、生焼けになったりと、なかなかうまくいかない。
そんなある夜、宿屋の犬・モップが森で見つけた高級キノコをきっかけに、ロザリーは驚きの事実を知る。なんとモップの正体は、世界三大賢者のひとり、セドリック・オルフェウスだったのだ!
セドリックの魔法で窯の問題も解決し、ロザリーのピザはついに完成。焼きたてのピザは評判を呼び、やがて物置小屋は『森のピザ屋』へと生まれ変わっていく。
数ヶ月後、彼女の店を訪れたのは、かつて彼女を救うつもりで「二番目、三番目の妻ならば」と申し出た騎士レオンだった。
けれど、ロザリーはもう、自分の幸せを誰かに与えてもらう必要はない。
これは、婚約破棄や追放への仕返しよりも、自分の好きなものを自分の手で作り、自分に合った場所で暮らすことを選んだ令嬢が、森でピザを焼きながら新しい人生を楽しむ物語。
※恋愛要素は控えめ。料理と新生活が中心のお話です
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