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うたう 2019/12/01 公開 2019/12/01 17:00 更新
私は男として生きてきた。女としての器量に欠ける私には切った張ったの世界でこそ、幸せになれると信じていた。初平元年、反董卓連合軍の兵士になった。私の判断が正しかったことを証明するように、功は勝手についてきた。反董卓連合軍が瓦解したとき、曹操軍に誘われた。勇猛果敢な曹操軍に憧れを抱いていた私は、二つ返事で了承した。やがて私は、殿の親衛隊を任されるようになった。
宛城が曹操軍の支配下になったとき、私は自分が殿に恋をしていることに気がついた。想いを押し殺しながら過ごす中、胡車児という男に簪を渡され、「あんた、俺の女にならないか?」と言われた。
女であることを知られたとき、私はどうすればいいのかわからなかった。昔、母に言われた、女は好いてくれる男と結ばれてこそ幸せになれるという言葉を思い出した。
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