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菊池まりな 2025/08/17 公開 2025/08/17 23:40 更新
大学生の真琴は、夏休みに祖母の住む山村を訪れる。村の中央には大きな貯水池があり、子どもの頃から「中央に近づくな」と言われてきた。花火大会の夜、真琴は水面に小さな手が浮かび、自分を手招きするのを目撃する。
翌日、幼なじみの俊は「毎年この池で人が消える」と語り、真琴と共に夜の池へ舟を出す。しかし水面から無数の手が現れ、俊は水中へ引きずり込まれてしまう。必死で岸に戻った真琴だが、翌朝には村人たちが俊の存在を「初めからなかったこと」として語るのを耳にする。
村を去るバスの窓から池を見つめると、水面に俊の顔が浮かんでいた。それが助けを求めているのか、あるいは呼び寄せているのか、真琴にはわからなかった――。
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