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綿谷ユーリ 2020/09/01 公開 2021/06/11 16:40 更新
顔だけが取り柄の残念皇女ミーティス・ソーン・アイズベルグは、皇帝(父)の突然死により急遽アイズベルグ帝国の女帝になってしまった。
国のことなど分からないミーティスの政治は、全て臣下に任せきり。貴族を優遇し農奴を虐げる宰相の振る舞いを咎めることもなく、のほほんと暮らしていた。結果、各地で農奴反乱が相次ぎ、飢饉や諸外国からの攻撃も相まって帝国は衰退の一途を辿る。
「全部、全部――わたくしが、皇帝になんてなったからよ!」
己の悪政のせいで失った人々を想い、ミーティスは後悔の涙をこぼす。
しかし、時すでに遅く。
ミーティスは農奴反乱によって殺害されてしまう。
……ところが目を覚ますと、父が急死する半年前に戻っていた。
しかも、つい先刻自分を葬った農奴反乱の首謀者ルカ・ヴォルコフまで道連れに逆行転生しているではないか。
敵同士であるミーティスとルカだが、二人の目的は一致していた。それは、全ての悪夢の元凶である『ミーティスが皇帝になる未来』を回避すること。
二人は手を組み、前世で急死した皇帝の死を回避するべく奔走する。
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