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茨木野 2026/01/12 公開 2026/09/19 18:04 更新
「ソフィア、お前のような『魔力ゼロ』で『仕事が遅い』無能とは婚約破棄だ!」
辺境の村で、祖父から受け継いだ魔法杖工房を営むソフィア・クラフトは、ある日突然、商会主の婚約者から絶縁を言い渡される。
効率とスキル至上主義の彼にとって、素材と対話し、手作業で一本の杖を削り出すソフィアのやり方は「時代遅れ」でしかなかったのだ。
店も看板も奪われたソフィアだったが、彼女は決して無能ではなかった。
生まれつき魔力が完全に「ゼロ」である彼女は、それゆえに他者の魔力や素材の声を誰よりも鮮明に聞き分ける、特異な感性を持っていたのだ。
愛用の道具だけを持って、帝都へと旅立ったソフィア。
路地裏で看板もない小さな工房を開いた彼女のもとに、一人の男が現れる。
帝国軍魔導師団長、ギルバート大佐。
あまりに強大すぎる魔力ゆえに、あらゆる杖を破壊してしまうことから「破壊神」と恐れられる孤高の男。
「……俺の炎に耐えられる杖など、この世には存在しない」
「いいえ。私が、あなたにぴったりの杖を作りましょう」
ソフィアが削り出した杖は、ギルバートの魔法を完璧に制御し、帝国の常識を覆していく。
これは、愛想がないと捨てられた職人が、その技術で英雄たちに溺愛され、いつの間にか伝説の【魔法杖職人】として崇められていく物語。
※本作は同タイトルの短編の連載版です。
※カクヨムでも掲載してます。
※書籍化決定しました! ありがとうございます!(2026/2/4)
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