純文学 完結・全8話

星のない国道

桔梗鹿々 2026/09/17 公開 2026/09/20 20:00 更新

あらすじ

空の暗さは数字にできる。けれど、人を好きになるまでの距離は測れない。

光害と夜空の明るさを研究する大学院生・百瀬遥は、長野県の野辺山でレンタカーを損傷し、旅の途中で立ち往生してしまう。そんな彼女の前に現れたのは、古いレガシィ・ツーリングワゴンを運転する宮坂冬子だった。

その車は、若くして亡くなった父が冬子へ遺したもの。車内に残されていた道路地図には、父が星を見た場所と、行けなかった場所が青い線で結ばれていた。

遥の調査地点と、冬子が目指す場所は奇妙なほど重なっている。臼田、美ヶ原、乗鞍、飛騨、神岡、木曽、そして阿智。二人は一台の車に観測機材と父の地図を積み、七泊八日の旅へ出る。

霧で測れない夜。雨で何も見えない山。過去の光を観測する天文台。そして、旅の終わりを待たずに壊れ始める父の車。

すべてを正確な言葉にしようとする遥と、冗談の裏に喪失を隠す冬子。助手席で交わされる言葉と沈黙のなかで、二人の旅はいつしか、父の足跡をたどるものでも、研究のためだけのものでもなくなっていく。

見えるものと見えないもの。記録できるものと、どこにも残せない気持ち。

星のない国道を走りながら、二人が自分たちの行き先を選び直す、静かな天文ロードノベル。

ポイント

総合ポイント 32
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 2475% ブクマ×2 825%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
4
感想
1
レビュー
0
評価者数
3
平均評価
8.00
週間読者
0

ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 4+0(7日間)
5 4 3 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 24+0(7日間)
25 24 23 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 4 ±0 24 ±0
10/30 4 ±0 24 ±0
10/29 4 ±0 24 ±0
10/28 4 ±0 24 ±0
10/27 4 ±0 24 ±0
10/26 4 ±0 24 ±0
10/25 4 ±0 24 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…