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萃 2026/05/08 公開 2026/08/18 21:00 更新
「やめて!これ以上仕事を増やす氣ですか!」「研究者として直感に従わないのはダメですよぅ」 ――超文明の傍若無人な主任が、剣と魔法の世界にお邪魔します。
宇宙を、次元を、股にかける超文明国家の研究主任・ルクル。 彼女の行動原理はただ一つ、「自分の好奇心を満たすこと」。
あろうことか転移試験中にびびっときた直感に従い、仕事をほっぽり出して辺境の星を訪れた彼女は、結界師の少年・ラインに出会う。 彼は村を守るために、数十年毎に化け物へ施される封印の「生贄」になる運命を受け入れていた。
魂までもエネルギーとして分解され、存在の消滅を免れない術式。
――そんなの馬鹿らしいですねぇ。 こぉんな悪趣味なシステムに、磨けば光りそうな才能を持っている少年を、存在ごと捧げるなんてアホじゃないですかぁ?
言い伝えが途絶えたのか、存在の消滅までは知らない村の大人たちは「村を守るため」という大義名分で非道を美化し、少年を生贄に捧げることを正当化しているが、ルクルからすれば、ただの不愉快な欠陥システムでしかない。
——どうせぇ、私が手を出さなければぁ、あと数回生贄を捧げたあたりで封印がボンして化け物が暴走ですぅ。いずれ自滅する世界なんですよねぇ。
**だったらぁ……、私の『やりたいこと』のためにぃ、ちょっと実験に付き合ってもらえませんかねぇ**
「この優秀な少年はぁ、私がお持ち帰りしますよぉ」
これは、好奇心と共にあらゆる理不尽を踏み倒し、マッドサイエンティストが我が道を征く物語。
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