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吉本優 2025/04/26 公開 2025/08/05 10:00 更新
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極東に存在する国、《ユビヤ》。
文武両道の領主《タカオ・カイドウ》のもと、四人の息子たちが国を支えていた。
長男は政略に長け、彼の政治は領民に安寧をもたらしている。
三男は金略に長け、特産品を他国に売りさばき、ユビヤの財政を飛躍的に潤わせた。今では金庫番を任されている。
四男は戦略に優れ、彼の指揮のもとユビヤは無敗を誇る。ただし、重度の引きこもりという欠点があった。
では、次男は?
次男は――人脈に長けているらしい。
「おいっ!!」
本来なら跡目争いが起きても不思議ではないが、この四兄弟は不思議と仲が良い。全員一致で「長男を次期領主に」と決めており、各自がその支えとなるべく精進している。
……次男を除いて。
次男は、偉くなろうとも、権力を持とうとも思わなかった。
ただ穏やかに、静かに暮らしたいだけだった。
そんな彼が選んだ行動は――
「よし、家出をしよう」
しかし、外の世界は彼に安寧など許してくれない。
旅先で降りかかる様々なトラブル。
そして、巻き起こる数々の事件。
それらを乗り越え、次男は気付けば《英雄》と呼ばれる存在になっていたのだった。
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