異世界恋愛 短編

偽聖女なので雨は降らせられません。でも明日の雨なら分かります

ペンギンの搾り汁 2026/09/07 公開 2026/09/07 12:11 更新

あらすじ

前世で気象予報士だった伯爵令嬢フィオナは、ある日突然「雨を呼ぶ聖女」に選ばれた。

けれど、どれだけ祈っても雨なんて降らない。

やがて本物の聖女が現れたことで、フィオナは偽聖女の烙印を押され、王太子との婚約まで破棄されてしまう。

追いやられた先は、長い干ばつに苦しむ辺境の港町。

当然、そこでも人々は彼女に雨を降らせてほしいと願った。

「ごめんなさい。私には雨を降らせることはできません」

奇跡なんて使えない。

けれど空を見上げたフィオナは、前世では何度となく見てきた雲に気づく。

「でも――明日の午後なら、雨が降ります」

誰も信じなかったその予報は、翌日、本当になった。

雲を見る。
風を読む。
記録を取る。

雨を降らせることはできなくても、雨が来る前に知らせることならできる。

農家は種を蒔く日を決められる。
漁師は嵐の前に港へ帰れる。
商人は荷物を雨から守れる。

やがて「偽聖女」と呼ばれた少女の予報を、人々は奇跡よりも待つようになっていく。

そして彼女を最初に信じた辺境伯アルノーだけは、最初から言っていた。

「雨を降らせなくてもいい。君は、雨が降る前に人を救える」

これは奇跡を起こせなかった偽聖女が、人々に“明日を準備する時間”を与える物語。
そして、未来なんて分からないと思っていた彼女自身が、ひとりの青年との未来を選ぶまでのお話。

ポイント

総合ポイント 1,088
日間ポイント 0
日間ランクイン 2
最高順位 249
評価ポイント 1,02894.5% ブクマ×2 605.5%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 30+0(7日間)
31 30 29 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 1,028+0(7日間)
1,029 1,028 1,027 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 30 ±0 1,028 ±0
10/31 30 ±0 1,028 ±0
10/30 30 ±0 1,028 ±0
10/29 30 ±0 1,028 ±0
10/28 30 ±0 1,028 ±0
10/27 30 ±0 1,028 ±0
10/26 30 ±0 1,028 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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