ローファンタジー 連載中・全150話

人のいいSEは異世界でも少し損をする

ウィルパワー 2026/08/26 公開 2026/10/04 07:00 更新

あらすじ

「あと十日で、村の食料が尽きます」

現代日本で派遣システムエンジニアとして働いていた、三十二歳の遠野修司。理由も分からないまま異世界へ来た彼が派遣されたのは、生活用魔道具を扱う小さな会社「灯り木魔道具社」だった。

最初の仕事は、食料不足に悩む麦穂村。しかし、到着した修司が見た穀倉は、どう見ても満杯だった。

特別な魔力も、天才的な発明の才能もない修司は、村人と一緒に現場を歩き、話を聞き、紙へ書き出していく。すると、家ごとに違う「一袋」の大きさ、記録されていない備蓄、古い食料が残り続ける棚の使い方が見えてきた。

修司が得意なのは、難しい魔法ではない。

散らかった仕事を順番に並べ、誰が、いつ、何を確認するのかを、紙札や木札で分かりやすくすることだった。

ただし、彼には一つ大きな弱点がある。

困っている人を見ると断れず、部品代、道具、宿代、休日まで、「まあ、これくらいなら」と自分で差し出してしまうのだ。

そんな修司へ、魔道具師のリゼは問い続ける。

「その親切は仕事なの? それとも、君が勝手に払っているだけ?」

村、工房、薬房、宿場町、運送組合、学校、領地、国境――。

困りごとを一つ整えるたび、修司は少し損をする。その代わりに、食事を届けてくれる友人、仕事を任せられる弟子、一緒に休日を過ごす恋人、そして帰る場所が少しずつ増えていく。

やがて、断ることも、正当な報酬を求めることも覚えた修司は、それでもなお、自分の意思で「損をする道」を選ぶことになる。

善良さと、都合よく使われることの境界はどこにあるのか。

普通の派遣SEが、人の話を聞き、魔法の仕事を地道に整えながら、自分の暮らしと大切な人を守る方法を覚えていく、温かな異世界お仕事スローライフ。

ポイント

総合ポイント 16
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 1062.5% ブクマ×2 637.5%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 3+0(7日間)
4 3 2 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 3 ±0 10 ±0
10/31 3 ±0 10 ±0
10/30 3 ±0 10 ±0
10/29 3 ±0 10 ±0
10/28 3 ±0 10 ±0
10/27 3 ±0 10 ±0
10/26 3 ±0 10 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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