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いわしおす氏 2026/11/03 公開 2026/11/03 23:58 更新
この国には、三人の王子がいる。
三番目の王子様は心優しく、民の人気者。
二番目の王子様は賢く、思慮深いお人。
そして一番目の王子様は──怠惰で傲慢、ひどく偏屈な人物だった。
王族としての責務や、周囲から向けられる期待に嫌気が差した第一王子は、たびたび王宮を抜け出しては、城下の街へと繰り出していた。
そんなある春の日、彼は一人の平民の娘と出会う。
お人好しで、どこか抜けていて、何かと自分を振り回す彼女に、初めは呆れるばかりだった。
しかし彼女と出会ってから、彼の日常は少しずつ変わり始める。
無機質で色褪せて見えていた王宮に、少しずつ鮮やかな色が戻っていく。
これは、偏屈王子が恋を知る物語。
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