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八澤 2026/10/25 公開 2026/10/25 16:32 更新
勉強も運動もできてクラスカーストの頂点にいた小学六年生の私。
そんな私の秘密は大学ノートに小説を書いていることだった。
ある日、そのノートを拾ったのは毛玉だらけのトレーナーを着た「少しアレな子」姫木ユカ。
私の夢を知った彼女は目を輝かせて言った。
「じゃあ、あたしもなる、小説家!」
「あんたじゃ絶対ムリだよ」
そう吐き捨てた日から、私たちは一度も話さなかった。
高校生になり、初めての新人賞で佳作を取った私はプロの一歩手前にいると信じていた。
けれど、その一か月後、テレビに映っていたのは「現役女子高生作家」として大ヒットを飛ばす姫木だった。
――あの日、私が「ムリ」と言った夢を、彼女はいとも簡単に叶えていた。
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