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森凛 2026/11/06 公開 2026/11/06 20:20 更新
ときめくたびに、花が咲く。
百輪咲いたら、私は木になる。
王都の裏通りで解呪屋を営む魔女ミルテは、腕には自信があるものの、お金には少々うるさい24歳。
ある日、公爵令嬢の呪いを解いたところ、その呪いが自分に移ってしまった。
しかも、よりによって「恋をすると花が咲き、百輪咲けば木になる」という厄介な呪いだった。
そこへ現れたのは、銀縁の眼鏡をかけた堅物の魔女監視官、セオドア・グレイ。
あまりにも顔がよすぎる彼を見た瞬間、ミルテの頭に一輪の花が咲いてしまう。
「本日の開花、一輪。証拠品として押収します」
真顔で花を摘み取った彼は、法律を理由にその日から同居を始めると言い出した。
さらに、呪いに魔力を奪われるミルテを回復させられるのは、なぜか彼の素肌に触れることだけ。
触れなければ魔力が尽きる。
けれど、触れればときめいて、また花が咲いてしまう。
しかもこの監視官、真面目で融通が利かないくせに、時々とんでもなく優しい。
「これは恋じゃありません! 顔面由来の一過性の症状です!」
そう言い張るミルテだったが、彼と過ごす日々の中で、少しずつ自分の気持ちに気づいていく。
口の減らない解呪屋の魔女と、真顔で恋の花を咲かせてくる堅物監視官。
恋をするほど命が減っていく、甘くて厄介な同居ラブコメディ。
――百輪咲く前に、この恋と呪いの答えを見つけられるのか。
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