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空丘ジル 2026/03/26 公開 2026/03/26 17:57 更新
「正義の女神」の名を冠する公爵令嬢アストレアは、卒業パーティーの席で王太子フレデリックから突如として婚約破棄を突きつけられる。隣には、悪名高いヴォルテイル家の三兄妹が「新婚約者候補」としてニチャつきながら控えていた。
冤罪をでっち上げ、高らかにアストレアを糾弾する王子。しかし、彼らは知らなかった。アストレアの中身が、定年まで勤め上げた前世の「敏腕検事」であることを。そして、彼女が護身術をベースに編み出した最強の殺人術「ユースティティア体術」の開祖であることを!
「殿下、異議あり!」――。
アストレアは、前世の法廷経験を武器に、ガバガバな証言や捏造された証拠をロジカルに論破。さらに、逆ギレして襲いかかってきたヴォルテイル家の私兵集団を、アストレア率いる「黒帯令嬢軍団」がエレガントに制圧(物理)してしまう。
悪徳兄妹は禁固刑、王家は失墜。20年後、独裁者に成り下がったフレデリック王が公爵領に攻め込むも、強化された騎士団に返り討ちに遭い、国はついに崩壊する。
逃げ延びたフレデリックと、出所して零落したヴァレリア。二人は場末の酒場で隣り合わせるが、あまりの落ちぶれぶりに、互いがかつての婚約者であることにも気づかない……。一方、アストレアは「王制廃止」を宣言し、初代首相として「強く正しく美しい」民主国家を築き、国の母としてコインに刻まれる伝説となるのだった。
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