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九重七六八 2021/01/01 公開 2021/01/30 21:36 更新
※以前、投稿していた作品をコンクール用に改稿したものです。
乙女ゲー大好き少女、太田雪乃は、ある日、目覚めたら赤坂藩三万石の三百石取りの勘定奉行、駒場宇兵衛の娘、駒場雪乃として生まれ変わっていた。
最初は江戸時代にタイムスリップしたのかと思った雪乃であったが、やがて、この世界が自分がやり込んで来た乙女ゲー『大江戸日記~春爛漫~』の中であることがわかる。
「やったー、モブキャラとしてゲームの世界が楽しめる」と気楽に考えていた雪乃であったが、父親が仕えるお殿様、矢部和泉守から、娘の満天姫のお目付け役に命ぜられてしまったのだ。
雪乃は満天姫の名前を聞いたとたんに「悪役姫じゃん」と言って絶句した。なぜなら、満天姫はゲームの中でヒロインに悪事の限りを尽くし、最後はお手打ちになる運命のキャラ、悪役姫だったからだ。
満天姫がお手打ちになれば、主家である家は断絶。雪乃の家も職を失うどころか、雪乃自身も満天と共にお手打ちにされてしまう恐れもあった。
江戸時代風の世界でまったり平凡ライフを過ごしたい雪乃は、平凡を求めて超腹黒で思考が右斜め上と噂される満天姫の女官として仕え、行儀見習いに35万石の大名家に行くことに。
しかし、実際に満天姫に会うと確かに思考は右斜め上であるが、意外にいい人であることが分かってくる。そして何か秘密を抱えていそうなことも。
次々に降りかかるお手打ちフラグに立ち向かう転生お目付け娘の獅子奮迅の物語。
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