ハイファンタジー 連載中・全38話

中ボス悪役貴族に転生したので、予定通り王国を奪います ~悪役をやめると死ぬ誓約なので、征服という名目で人類を救います~

Jint 2026/10/17 公開 2026/10/31 07:10 更新

あらすじ

 心臓に、契約が刻まれていた。

 前世の俺は、災害復興NPOの職員だった。泥を掻き、物資を運び、制度の壁に殴られ続けて――過労で死んだ。
 転生先は、やり込んだRPG『レガリア・オブ・ルーン』の中ボス。王国の奪取を企む悪役貴族「簒奪公ヴァイス」。原作では中盤の山場で勇者に討たれ、一族郎党が連座処刑される、絵に描いたような悪の中間管理職だ。

 この世界の人類は、周期的に土地ごと呑まれる災厄「蝕」に見舞われている。勇者は各地の蝕を鎮めるために今日も駆け回っている。立派なことだ。心から応援したい。

 だが俺は、原作の裏設定を知っている。

 王家が代々執り行う「鎮めの儀」の正体――あれは蝕を鎮める儀式じゃない。王都に来るはずの蝕を、辺境へ「逸らす」装置だ。勇者の奮闘は永遠に終わらない対症療法で、五年後、逸らされた蝕は俺の領地を呑む。根本解決の方法はただひとつ。王座を奪い、玉座の間の儀式核を叩き壊すこと。

 つまり――王国簒奪。原作のヴァイスの目的、まさかの大正解だった。

 問題は、俺の心臓に刻まれた「簒奪の誓約」だ。王座への野心を公言し続けなければ死ぬ。おまけに、自分の行動を「善意」と説明した瞬間、心臓が締まる。

 だから俺は、被災地を救うときもこう言うしかない。

 「この村は俺が征服した! 復興させるのは、将来搾り取るためだ!」

 勇者に回復薬を送るときも、こうだ。

 「お前を殺すのは俺だ。それまで勝手に死ぬな」

 違う、そうじゃない。そうじゃないんだが、そうとしか言えないんだ。

 切り札の魔人化は、使うたびに体の一部を持っていかれる。抉れた場所には、俺の「壊れ方」を世界で一番愛でている錬金術師が、嬉々として義肢を接いでくる。

 これは、善人になれない男が、悪役の口上だけで人類を救ってみせる物語である。

ポイント

総合ポイント 28
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 2071.4% ブクマ×2 828.6%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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10.00
週間読者
293

ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 4+2(7日間)
5 4 3 2 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 20+10(7日間)
20 15 10 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 4 ±0 20 ±0
10/30 4 ±0 20 ±0
10/29 4 ±0 20 ±0
10/28 4 ±0 20 ±0
10/27 4 +1 20 ±0
10/26 3 ±0 20 +10
10/25 3 +1 10 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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