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エノウ 2020/06/19 公開 2020/07/14 05:32 更新
時は2350年。様々な技術が進歩し世界はかなりの問題を解決していた。貧困問題は食料のクローンを作り配布することで解決したし、環境問題は過去にとってあった植物、動物のDNAを使い、バランスを設定しながら全体量を戻している。戦争をしようなんて国もなくなっていた。全ての国が連邦化。これが実施された当初は戦争が起こり敗戦国を取り込み今の形となった。つまりどこかが戦争をしかけようものなら世界中の他の国が相手になるということだ。そんな状況にしたい国などない。今の世の中は苛み合いの中でも手を取り合うしかない状況になっている。俺は高坂浩二、45歳、科学者だ。科学者になったのは訳がある。俺が愛していた人が殺された。こんな時代だから犯人はもちろん捕まった。だからといって彼女は戻ってはこない。当時俺は失意の底にいたが諦めることはできなかった。これだけ技術が進歩したが故にわかっていたことがある。タイムマシンは作れない。過去を変えたりすることは不可能とされていた。俺は体が飛ばせないまでも精神なら飛ばせるのではないかと疑問を抱き研究に費やした。最愛の人及川さとみが死んでから20年。俺が科学者となってから18年。遂に俺は完成させた。精神移動装置と時空調査装置。精神移動装置は自分の精神をそのまま過去の自分の元に持って行くものである。当然これを使っている間はこちらの体も精神は空になるので動けない。もう一つの装置は世の中に起きたことなどをデータ化し、そこに対象の人物を入力することでその人の過去がわかるものだ。精神を過去へ送っても俺の頭の中にイメージが出る。しかしこれは起きたことを見るものなので未来は見れない。この二つを使い俺は彼女を救った今を求めて過去へと行く。
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