純文学 短編

わたくしの代わりに、あなたが縁談を断ってくださった。同じ夜、わたくしは、あなたの代わりに主任を断っていました

12時の灰かぶり 2026/10/08 公開 2026/10/08 19:00 更新

あらすじ

大正の終わり。子爵の娘であるわたくし、御園綾子は、目を覚ますと百年先の下町にいました。体は、夜勤明けの、三十を過ぎた女性のものです。
足が勝手に向かった商店街で、惣菜屋のおかみがハムカツを包み、酒屋の主人が黙って冷やを注ぎます。昼前に女が一人で酒を飲むなど、わたくしの世界では考えられないことでした。部屋の机には、その人が断りきれずにいる、主任昇格の紙がありました。
一日たって屋敷に戻ると、見合いの席で縁談は断られていました。断ったのは、わたくしの体にいた誰かです。そして、わたくしに無関心だと思っていた父は、それを止めなかったのでした。

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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10/09〜10/15(7日間)
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