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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
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Alerl 2026/09/20 公開 2026/10/25 13:36 更新
駅から出ると、空はまだ明るい。道を走る車はヘッドライトをつけ始めた。明日から新しい学校だ。憂鬱な気分を吹き飛ばすために、ワイヤレスイヤホンを耳にはめる。お気に入りのプレイリスト。流れてくる心地よいシンセベースに勝手に体が動いてしまう。一つ、また一つと音量を上げるたびに、あたしがいる世界が遠くなっていく。
――気持ちがいい、無敵になった気分だ。
いつもより歩幅が大きくなる。左手の人差し指で、小さくリズムを刻む。家までの道はまだまだある。それまでの至福の時間だ。
六月。
私のクラスに、一人の転校生がやってきた。肩にかかる艶やかな黒髪。透き通るような白い肌。長いまつ毛に縁取られた青い瞳。
理由なんて分からない。ただ、彼女から目を離せなかった。
照井芽瑠。
人との関わりを避けるような彼女なのに、音楽を聴いている時だけは、いくつもの表情を見せる。嬉しそうに笑って、悲しそうに眉を寄せて、時には涙まで流した。
もっと話してみたい。もっと仲良くなりたい。もっと彼女を知りたい。そんなことを考えているうちに、気付けば芽瑠のことばかり考えるようになっていた。
でも、私にはみんなに言っていないことがある。あんなに好きだった歌。誰よりも頑張った歌。それなのに私は、その歌から逃げた。
みんなと仲良くしていたい。嫌われたくない。もっと近づきたい。好きになってほしい。この気持ちが何なのか、私はまだよく分からない。
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