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夜空スケッチ 2026/04/11 公開 2026/04/11 17:18 更新
聖女リュシア・エルフェインは、聖力の枯渇を理由に教会から追放された。
報酬も、居場所もない。
残ったのは――神を“解体”する技術だけ。
彼女が向かったのは、北の廃鉱。そこには封印された邪神グラ=ゼルの断片が眠っていた。
触れれば侵食され、狂うはずの存在。だがリュシアは、聖力に頼らない術式と計算だけで、その断片を分解し、資源として切り出していく。
そして気づく。
――神は、話せる。
退屈を訴える邪神と、理詰めで交渉する元聖女。
解体した断片は闇市で高値で売れ、彼女は“解体師”として生き延びていく。
だがその技術は、やがて均衡を崩す。
王立研究院は神を兵器として利用しようと動き出し、
封印を破壊して奪う別の解体師が市場を荒らし、
さらに一度の計算ミスが、仲間の身体を侵食する不可逆の変化を引き起こす。
神は資源か、それとも。
制御できない存在と、制御できない世界の中で、
それでも計算し、解体し、前に進む。
これは、神を少しずつ切り分けながら、世界の構造そのものに踏み込んでいく物語。
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