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木林進 2026/11/03 公開 2026/11/03 19:02 更新
目を覚ますと、そこはゾンビに襲われた人々が逃げ込んだ病院だった。
突然の襲撃から逃げ回る主人公だったが、ついにゾンビに襲われ、自らもゾンビとなってしまう。
しかし、なぜか人間としての意識と記憶は残されていた。
荒廃した街をさまよううちに、主人公は同じく意識を持つ女性ゾンビ・美緒と出会う。
二人は目的のない旅に出て、死んでいるはずなのに、生きていた頃以上に充実した時間を過ごしていく。
だが、ゾンビとなった身体は少しずつ腐敗し、やがて美緒は動けなくなってしまう。海の見える丘で彼女の最期を見届けた主人公は、突然目を覚ます。
そこは、ゾンビから逃れるための離島避難計画を話し合う会議室だった。
しかも主人公は避難者の選考から外されていた。
さらに、会議の日付がゾンビに襲われる前日であることを知り、混乱する主人公。
そのとき、隣に座っていた女性に目を向けると、そこには美緒の姿があった。
そして再び目覚めた主人公は、自分の寝室にいた。
果たして、どこまでが夢で、どこからが現実なのか。
**死んでから知った生きる喜びと、夢の中で交わした約束。**
幾重にも重なる夢と現実の境界を描く、切なくも不思議な終末幻想物語。
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