空想科学 連載中・全6話

帰宅部のレッドオクトーバー

ヤツデ 2025/04/07 公開 2025/12/19 18:40 更新

あらすじ

高校生でありながら、青春を謳歌せず、ただひたすらまっすぐ家に帰りたがる、部活も何もしない帰宅部たちー

9月が過ぎ、ようやく涼しくなってきた10月。せめて何の実りのない青春の思い出に京都をーなどと思いつつも、
彼らは修学旅行先である広島を訪れる。一日目に平和祈念館を回り、原爆ドームで平和の鐘を鳴らし、平和を祈りつつも、
西洋人が平和の鐘を鳴らすことに彼らは異様な苛立ちを覚える。

二日目は呉にある大和ミュージアムを訪れた。戦争の悲惨さを学んだ翌日に、展示された大和の模型に興奮する。
班の中には、つまらないや京都や沖縄が良かったという者もいたが、それでも、多くは展示されたものに興奮し、
車窓から見える海上自衛隊の呉基地の蒸気を上げる潜水艦の姿にどこか憧れを抱いた。

やがて、彼らは、展示されている自衛隊が30年以上前に運用していた潜水艦の中に入る。一通り、説明を受け、いざ出ようとするが、開いていたはずの扉がしまっており、案内人もいなくなっていた。出られないことにパニックになりつつ、外部とコンタクトを取る手段を模索するが、分からず、艦内の展示ブース外も見て回る。
異様なほど多い配管の数、狭い楕円形の通路、小さすぎるベッド、操縦席、そしてソナー、魚雷ー間違いなく潜水艦の中にいる。

だがよく見ると、展示されていたはずの潜水艦とはところどころ、それどころか完全にデジタル化されたモニターにAIまで搭載されている、そして自衛隊がまだ装備していないはずの垂直発射型システム通称VLSを見つけた。さらには、外から気泡の音がした。

彼らは、見ず知らずのそしておそらく最新鋭であろう潜水艦に乗っていた。いざ外に出ようと、ハッチを開けると、燃え上がる駆逐艦と、ミサイルを発射する船の数々を目にし、彼らは自らが置かれた状況を悟る。

元々何事にもやる気を見せないか、あるいは勉学のために高校人生をささげることを決めた帰宅部の彼らは、若々しく清らかで美しい青い春ではなく、血と暴力、そして静寂な潜水艦の中で、考えたこともない戦争という名の紅い10月(レッドオクトーバー)を送ることになる。自分たちの置かれた状況に困惑し、時に対立しながらも彼らは協力し合い、家に帰るために翻弄する。

ポイント

総合ポイント 6
日間ポイント 0
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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 3+0(7日間)
4 3 2 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 0+0(7日間)
1 0 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 3 ±0 0 ±0
10/30 3 ±0 0 ±0
10/29 3 ±0 0 ±0
10/28 3 ±0 0 ±0
10/27 3 ±0 0 ±0
10/26 3 ±0 0 ±0
10/25 3 ±0 0 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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