ハイファンタジー 連載中・全79話

祝 20,000pv!!!『迷宮十七階の修理屋さん』~クビになった整備士のおっさん、迷宮の隅で店を開いたら、  なぜか大陸最強たちが順番待ちしている~

音 2026/09/03 公開 2026/11/01 07:00 更新

あらすじ

 ゲルト・ハウザー、四十二歳。大陸一のクラン「アルゴノート」整備房の主任。
 二十年で十二万本の武器を見てきた男は、ある朝の集まりで房の閉鎖を告げられた。

「魔導鑑定盤のほうが速いんですよ。人の目はもう、その、割に合わなくて」

 持ち出せたのは、私物の道具箱ひとつだけだった。

 行き場をなくしたゲルトは、迷宮第十七階層の廃材置き場に腰を下ろし、
 拾った板きれに炭でこう書く。

『なおします』

 最初の客は、折れた安物の槍を抱えた十七歳の娘だった。
 ゲルトは槍を三秒見て、こう言う。

「直すのは簡単だ。ただ君、右足に体重を乗せすぎてる。
 次にそれをやったら、折れるのは槍じゃない。膝だ」

 三日後、娘は生きて帰ってきた。仲間を五人連れて。

 ゲルトの技能は【手入れ】。触れた道具の状態が分かるだけの、四等のハズレ技能。
 本人は「二十年もやれば誰でもこうなる」と本気で思っている。

 だが、傷のつき方は嘘をつかない。
 柄に染みた手の脂の位置、刃こぼれの角度、鞘の内側の擦れ。
 そこから彼には、持ち主の癖も、隊の穴も、次に死ぬ場所まで見えてしまう。

 誰も死なずに帰ってくる店。
 噂はギルドの伝言板を駆け抜け、やがて大陸最強と呼ばれる女が、
 番号札を握って十七階の行列に並ぶことになる。

 これは、世界に必要とされなくなった整備士のおっさんが、
 迷宮の隅っこで、大陸一安全な工房を育てていく話。

ポイント

総合ポイント 206
日間ポイント 2
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 12259.2% ブクマ×2 8440.8%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
42
感想
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評価者数
13
平均評価
9.38
週間読者
518

ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 42+1(7日間)
43 42 41 40 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 122+0(7日間)
123 122 121 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 42 +1 122 ±0
10/31 41 ±0 122 ±0
10/30 41 -1 122 ±0
10/29 42 ±0 122 ±0
10/28 42 +1 122 ±0
10/27 41 ±0 122 ±0
10/26 41 ±0 122 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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