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雨夜いくら 2025/05/18 公開 2025/05/18 21:00 更新
リアリー・クラウンセルには二人の幼馴染みが居る。
一人は明るい金の髪と宝石のような碧眼をしたレイド・アルラインス。彼は強い英雄願望を持っており剣術の道を進むことを選んだ、とても格好いい明るい性格の少年で、私の恋人、婚約者だ。
一人は誰よりも目立つ銀髪と吸い込まれそうな紫紺の瞳、一見すると女性にも見える美しい容姿をしている孤児で姓名は無く、名前はフィルと言う。
レイドと一緒に剣術の訓練をしている一方で、いつも本を読んでいる物静かな美男子。
私たちが16歳になる年の春、街では成人の祭典が行われた。
その日の夜、レイドは私とフィルに言った。
「僕はこの街を出る」と。
今、帝国は魔族と戦争状態にある。今のまま魔族に押されて帝国が滅べば、その被害は人の住む全ての国が危機に追いやられる。
故に帝国は魔族の皇帝を倒すための勇者を募っており、レイドは魔族の皇帝を打ち倒す為に、自分の力を使いたいと私たちに語った。
レイドは、フィルを一緒に来るよう誘ったがフィルはそれを「悪いけど。俺は“英雄の故郷”を守らなきゃいけないから」と言って断った。
レイドは私に婚約指輪くれた。「帰って来たら結婚しよう」そう言ってこの街を後にした。
それからたったの2年後、魔族はこの大陸から完全に淘汰されるまでに至った。
※カクヨム様、及びネオページ様にも掲載させて頂いております。
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