ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 1
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 2
- 平均評価
- 10.00
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
和樹 2025/08/10 公開 2025/08/14 19:26 更新
松村ケンジロウ、二十代後半。
夜遅く、仕事を終えて疲れ切った彼は、とにかくアパートに帰って眠ることだけを考えていた。
そのとき、道の向こうに自動販売機が見え、「桃ジュースがある」と気づき、つい立ち寄った。
百二十円を入れて缶を購入し、道路を渡ろうと振り向きながらプルタブを開け、一口──いや、一滴でも飲もうとした、その瞬間。
突如としてトラックが現れ、ケンジロウの体を数メートル先まで吹き飛ばした。
トラックからは男女が降りてきた。女は「死んだか?」と尋ね、男は「確かめてみよう」と答えた。
その“確かめ方”は、なんと全力の平手打ちだった。右頬に強烈な衝撃が走り、顔がアスファルトに叩きつけられる。
男は「うん、死んだみたいだ」と勝手に結論づけ、二人は立ち去った。
しかしケンジロウは、途切れ途切れの声で「……くそ……まだ死んでない……」と呟いた。
次の瞬間、彼の意識は異世界へと移っていた。
だが、その転生先は55歳の老魔法使い、ガルディック・ラヴィントールの身体だった。
名前からして、まるで魔王軍の幹部のような響きである。
そして何より、ケンジロウはこう思わずにはいられなかった――「せめて桃ジュースを一口飲ませてからにしてくれ」。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…