ハイファンタジー 完結・全60話

二度目の夜明けを <完結済み>

Studio Yodaca 2026/02/04 公開 2026/02/23 12:00 更新

あらすじ

前の人生では、何者にもなれずに死んだ。

31歳、フリーター。コンビニ、倉庫、配達を転々とし、治療費が払えない病気でコンビニのバックヤードに倒れた。友人はいない。家族とは十年以上連絡を取っていない。誰にも看取られず、冷たい床の上で意識が消えた。

次に目を開けたら、異世界の英雄の息子になっていた。

魔法が存在する世界。15年前の「魔導革命」で貴族支配を打倒して生まれたモルゲンタール共和国。母ヒルデは革命最大の英雄「紅の黎明」――だが俺が2歳の時に戦死していた。

残されたのは、酒に溺れる父と、勲章と肖像画ばかりが飾られた静かな家。母の名は街中に溢れている。壁画に、広場に、学校の名前に。英雄はどこにでもいて、どこにもいなかった。

チート能力はない。ステータス画面も出ない。あるのは、社会の底辺で31年間生きた記憶だけだ。

だが、その記憶が見抜いてしまう。

「すべての国民に平等な魔法教育を」と謳いながら、旧貴族の子供たちを壁の向こうに隔離する共和国。忠誠心で教育を配分する「均等裁定院」。新たな特権階級と化した革命の指導者たち。

母が命を懸けて勝ち取った「夜明け」は、まやかしの薄明に過ぎなかった。

革命を信じる親友。壁の向こうで生きる少女。母の戦友だった支配者。正論を語る反革命の指導者。誰もが自分の正義を信じ、誰の正義も完全には正しくない。

貴族が磨き上げた精密な魔法と、革命が生んだ実戦的な魔法。二つの流派を混ぜ合わせた独自の戦い方で、才能ではなく工夫と意志で這い上がる。

体制にも反体制にも与さない「第三の道」を、英雄の息子は歩き始める。

――あの革命は、本当に夜明けだったのか。

一度目の人生で何者にもなれなかった男が、二度目の人生で問い続ける物語。


初投稿です。毎日投稿頑張ります。
1日で何話出すかはモチベーション次第応援してくれる人がいたら頑張れます。
全部で4章60話程度の構成になる予定です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

ポイント

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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