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真上悠 2026/07/11 公開 2026/10/05 07:20 更新
【完結済み:全12話、番外編全10話:約4万3千字】
火の神殿で書記官として働く青年ウシオの上司――『火の柱』サラ。
孤児も、傷ついた魔物も、行き場のない者は誰一人見捨てない。
そんな理想を掲げる彼女は、人々から慕われる優しい守護者だった。
――ただし、現実さえ見なければ。
増え続ける保護対象。
底をつく食料と資金。
休むことを知らない神官たち。
理想家の柱が救い続ける裏側で、帳簿と予算と人員配置に頭を抱えるのは、いつも書記官のウシオだった。
「全部は救えません」
「ならば我は、全部を救える方法を探そう」
夢を見る火の柱と、現実を数える書記官。
崩壊寸前の神殿。
突きつけられる現実。
そして問われる『理想の価値』。
これは、誰も見捨てたくない獣耳の女上司と、彼女を支える現実主義の青年が、皆で神殿を立て直していく物語。
理想と現実の狭間で、それでも明日へ灯を繋ぐ異世界福祉ファンタジー。
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