純文学 完結・全4話

兎守

蒼開襟 2025/11/05 公開 2025/11/08 16:00 更新

あらすじ

海の上に見える鳥居。あの場所には兎の神がいると祖母が言う。
私の胸に騒ぐこの想いは一体・・・


海の向こうに見える鳥居、少し赤茶けた門が陽を背に立っている。

 あの場所に何があるのか祖母に聞いたことがある。祖母は怪訝な顔をしてこちらを見た。

「何故知りたい?」

 祖母の声は静かに低くいつもの優しい声ではなかった。

「なんとなく……」そのような答えを飲み込んで黙り込むと祖母の目を見る。彼女は小さく溜息をつくと、遠くにある鳥居を見た。

「あれは……トカミ様だ」

「トカミ様?」

「ああ、トカミ様は兎に守と書く。兎の姿をした神様だよ」

「兎の神様」

「ああ、そうだ」

 祖母はすうっと目を細めて鳥居を見る。

「ワシはずっと後悔している」

「ばあちゃん?」

 祖母は小さな私の手をぎゅっと握り海を背に町へと戻る。手を引かれて顔を上げて見た祖母の目に涙が浮かんでいた。

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
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2 1 0 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 0+0(7日間)
1 0 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 1 ±0 0 ±0
11/02 1 ±0 0 ±0
11/01 1 ±0 0 ±0
10/31 1 ±0 0 ±0
10/30 1 ±0 0 ±0
10/29 1 ±0 0 ±0
10/28 1 ±0 0 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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