ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 1
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 0
- 平均評価
- [未取得]
- 週間読者
- 0
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
蒼開襟 2025/11/05 公開 2025/11/08 16:00 更新
海の上に見える鳥居。あの場所には兎の神がいると祖母が言う。
私の胸に騒ぐこの想いは一体・・・
海の向こうに見える鳥居、少し赤茶けた門が陽を背に立っている。
あの場所に何があるのか祖母に聞いたことがある。祖母は怪訝な顔をしてこちらを見た。
「何故知りたい?」
祖母の声は静かに低くいつもの優しい声ではなかった。
「なんとなく……」そのような答えを飲み込んで黙り込むと祖母の目を見る。彼女は小さく溜息をつくと、遠くにある鳥居を見た。
「あれは……トカミ様だ」
「トカミ様?」
「ああ、トカミ様は兎に守と書く。兎の姿をした神様だよ」
「兎の神様」
「ああ、そうだ」
祖母はすうっと目を細めて鳥居を見る。
「ワシはずっと後悔している」
「ばあちゃん?」
祖母は小さな私の手をぎゅっと握り海を背に町へと戻る。手を引かれて顔を上げて見た祖母の目に涙が浮かんでいた。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…