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朝倉神社 2020/02/01 公開 2020/06/27 17:11 更新
人里離れて暮らすキトリーという名の少女。
彼女には生前の記憶があった。加古川美玖として生きた人生。
死後の世界で、善行による加点と、悪行による減点のシステムがあることを知る。その事実を記憶したまま転生した彼女は、善行を心掛け天国へ行けることを確信していた。しかし、下心のある善行はすべて偽善とされ、加点ゼロにより-274点という結果で二度目の人生は幕を閉じた。
そして、記憶を引き継いだまま始まった3度目の人生は堕ちていく筋道が用意されていた。
盗賊を生業とする両親のもとに生まれたキトリーに悪行から身を遠ざける手段は残されていなかった。
善行すらも偽善となる彼女の世界で、加点はできず、減点する機会だけが丁寧にお膳立てされている。
13歳のある日、彼女は人との関りを断ち切り、魔物の闊歩する森の中で生活を始めた。
17歳に成長した彼女は、ある日森の近くで女性の悲鳴を耳にした。
見て見ぬ振りも悪行と知る彼女は、不本意ながらも盗賊に襲われているルーラルという名の男爵令嬢を助けた。
人助けという『呪い』。
ルーラルとの出会いが、彼女の人生を再び人の世界へ連れていくことになった。
男爵家の長女として生を受けたルーラルという少女。
彼女は最下層の貴族とはいえ、順風満帆に生きていた。
それがある日崩壊する。
父親が犯罪に手を染め、その地位は剥奪された。
ヒエラルキーの最下層にまで転落したルーラル。
すべてを失った彼女には王都に住まう弟がいた。
弟へ会いに行くため、旅を決意するルーラル。しかし、彼女にはお金もたった一人の味方もいない。
そんなときに、森で出会ったキトリーという少女を思い出す。
人助けを『呪い』と称する彼女なら助けてくれるかもしれない。
それが、どれほど身勝手なことと分かっていても、ほかに頼れるもののいない彼女は森へと向かう。
森の少女キトリーと元男爵令嬢のルーラルが出会い運命は廻り始める。
これは最下層の二人が旅をしながら成長し、成り上がっていく物語。
戦闘描写などあるためR15に指定しています。
理不尽な目に遭うことも多いですが、二人は前向きに進んでいくように、のほほんとした雰囲気が出せればいいなと思っています。
楽しんでいただければうれしいです。
※最近 カクヨムにも投稿始めました。こちらの方が進んでいます。
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