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春日野 梛 2026/06/12 公開 2026/06/28 21:00 更新
私は辺境伯家の五人兄妹で唯一の娘、コレット・ガルディオン。
剣を持たせれば敵無し。戦場の紅の獅子と呼ばれた父様と、辺境の白薔薇と呼ばれた魔術師の母様との間に私は生まれた。
辺境伯家のたった一人の姫である私は、可愛がられない筈がなかった。辺境伯家特有の赤い髪、炎の瞳。母様に似た私は間違いなく美少女だ。
「きっと姫様には、きっと優しい王子様が迎えに来てくれますよ」
こんな言葉を皆から掛けられ、私は自惚れていたのだ。私を好きにならない男などいないのだと。
私が十ニ歳の時、国王夫妻が辺境伯領に視察に訪れた。その時、国王夫妻に同行していたのが第二王子と第四王子。私は第四王子のヘンリー殿下に一目惚れをしてしまった。
私は彼に好かれるべく、辺境で思いつく自分の楽しいと思う事に誘った。だけどヘンリー殿下には断られ続け、一緒に行ってくれたのはラインハルト殿下だった。
それでも、私はヘンリー殿下に良い所を見せようと張り切った。それはもう辺境伯領の人間すら引くレベルで。
ヘンリー殿下は絶対に私を好きになってくれている筈だと。
だから、国王陛下や殿下達が王都に戻る時に私は、ヘンリー殿下に『大きくなったら私のお婿さんに来て下さい!』と逆プロポーズをしたのだ。
それを見たラインハルト殿下がどんな顔をしていたのかを知りもしなかった…。
思い込みの激しい脳筋気味の令嬢が、拗らせまくった捻くれ王子に捕まるお話。
後半に性行為を匂わす表現がありますが直接的な描写はありません。
一話2,000文字程度。全17話です。
全話書き上げていますので、毎日21時に投稿します。
よろしくお願いします。
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