異世界恋愛 短編

宿敵の夢魔の若君を血契で縛ったら、泣きながら「ご主人様」と呼ばれました

熾星 2026/07/14 公開 2026/07/14 17:00 更新

あらすじ

吸血鬼として目覚めた私が、旧鐘楼裏で見つけたのは――

 角と尻尾を隠せず、真っ赤な顔で震えている宿敵の夢魔の若君だった。

 黒茨学院きっての天才で、幼い頃から私にだけ張り合ってくるルシアン。

 そんな彼が、夢魔の本能に振り回され、涙目で「見るな」と睨んでくる。

 逃がすわけがない。

 私は彼の薬を奪い、尻尾に手を伸ばした。

「触らせてくれたら、誰にも言わないであげる」

 ただの意地悪のつもりだった。

 けれど、彼の血は甘すぎた。

 彼の尻尾は正直すぎた。

 そして何より、彼は私を憎んでいたわけではなかった。

 ずっと、ずっと、私だけを見ていた。

 吸血鬼令嬢と、泣き虫で強がりな夢魔の若君。

 宿敵だった二人は、やがて血と欲望と初恋を絡めた契約で結ばれる。

「ご主人様」

 血契の夜、彼は跪いて、そう私を呼んだ。

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10/31 1 ±0 0 ±0
10/30 1 ±0 0 ±0
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