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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
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わたしの歩いた足あとは猫の足あとになった 2018/02/01 公開 2025/08/16 22:14 更新
第一幕
開演 君、迷子なの?
見上げる冬の星空はとても美しかった。都市で見る空の何倍も美しい。たくさんの星が夜空で輝きを放っている。空はいつもよりも高く、空気は透明だった。
そこには巨大な月があった。白く輝く美しい球体があった。その球体に星の目は釘付けになる。明るい夜。とても素敵な予感がする夜だ。
森は濃い緑色の葉を生い茂らせていた。木の幹は太くて大きい。大地は焦げ茶色。そこには一本の獣道がある。数日前に雨でも降ったのか、森の草木は水気を帯びている。霧のような白い靄が浮かんでいる場所がある。
吐く息は白く、空気は凍えるように冷たい。今は冬だ。そういえば私が海と初めて出会った日も、こんな寒くて暗い冬の日だった。そんなことを本田星は久しぶりに思い出す。
「海、待っててね」
そう呟いてから星は夜空から視線を戻し、再び暗い冬の森の中を歩き出した。星はいつものように『一人』で、森の中を歩いている。
その周囲には誰の姿も見当たらない。ただでさえ不気味で暗い森の中なのに、人気がないことでさらに恐ろしい雰囲気を森は醸し出している。それなのに星はそんなことはまったく気にしていない様子で平然と森の中を歩き続けていた。
長編作品 第二作目
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